私は今、本業の傍ら、オンラインで自分のサービスを展開している。

最近ようやく方向性も固まってきて、SNSからのお客さんも少しずつ増えてきたので結構楽しい。もともと好きなことをサービスとして扱っていることもあるが、単純に誰かの役に立てることが嬉しかったのだ。

本業でも申し分なくお給料をもらっているし、生活には十分。休みの日も趣味を満喫できているし、いたって順風満帆な日々を送っていた。

けど、ある日。まさに青天の霹靂とも言うべき出来事が起こった。

「……減給……?」

朝礼で上司の口から出た言葉は、私を一気にどん底に叩き落した。部署内もかなりざわついている。発表した上司自身も眉を八の字にし、困惑しているようだった。

去年から広まっている感染症のせいで会社全体の業績が落ち込んでいるため、社員全員の給料を15%カット。感染症が広まっているニュースを横目に同僚とは「給料減ったら転職かな~」なんて軽口をたたきながら、内心ではありえないでしょ、と高を括っていた罰だろうか。

しかも、給料は減っても仕事量は変わらないという。
昼休み、食堂は減給の話で持ちきりだった。

「どうしよ~……とりあえず節約で何とかするしかないか」
「副業は?今流行ってるんでしょ?ウチの会社OK出てるし」

隣の席で緊張感のかけらもなく、まだどこか他人事の様子な同僚たちの会話を聞きながら、私は早々に決心していた。

オンラインのサービスに本腰を入れる。

今までは副業的にのらりくらりとやっていたが、こうなっては本業で減った分をここで取り返すしかない。節約にも限界はあるし、転職といってもこの田舎ではそう簡単には見つからない。

バイトを入れてもいいが、それなら今やっているものを伸ばそうという選択だ。むしろチャンスと捉えれば、ここで伸ばせという思し召しなのだとさえ思えてくる。

「……とは言うものの」

帰宅後、さっそく端末を立ち上げる。

だが気持ちとは裏腹に、何から手を付けたらいいかわからない。かといって、がむしゃらに作業量を増やしたところで意味はない。

今行っているサービスのお客さんを増やす。それが一番いいと思うのだが、そのために何からやればいいのか。ウェブ広告?新しいSNSに力を入れる?ブログをやってみる?どれもこれも、やればいいのはわかるが、やっぱりどこから始めたらいいのかわからない。優先順位が決められない。

「こういうときは、プロに聞くに限る」

成長のために自己投資は惜しまないほうだったので、今までにもコンサルやセミナーを何回か受講している。だかは、指導を受ける効果もわかっているし、そこに戸惑いはなかった。ただ。

「誰に相談しよう……」

相談相手に悩む。下手な人に教わっても意味はない。投資することにハードルは感じないが、投資先はきちんと選びたい。

そういえば、と。私は3人の人物を思い浮かべた。

気になるサポート候補のイラストをクリックしてください。出会い編の物語へと続きます。

①ウルツ
…オンラインゲームで知り合ったコンサルタント。ドイツ人だけど日本語が話せる。

②慎太郎
…Twitterで知り合った地元が一緒の起業家。今は地元のお店のコンサルメイン。女性とあまり話したことがない初心な子

③アルバ
…総合ビジネスサポートAI。しっかりしてるけど時々わんこ気質。あなたのことをいつも気にかけている。